Six Degrees of Inner Turbulence

Six Degrees of Inner Turbulence / Dream Theater (2002/1)

いろんなMetal Pageで間違いなくレビューされているから、もお書く必要もないような錯覚まで起こってしまっているんですが、やはり日記とかであれだけ色々一言感想を書いていただけに、やっぱり書かないわけにはいかないだろうなあ、と。ハイ、ということでDream Theaterの6枚目のアルバム、Six Degrees of Inner Turbulenceであります。
まずお約束として触れなければならない点は、やっぱり2枚組100分オーバーで全6曲収録+ボーナス1曲という舐めた仕様ということですね。13分×2 and 42分なんて普通のMetal Groupじゃ考えないだろ。
まあ実際、彼らは普通じゃないのは重々承知なんですが。本人たちの発言(だったと思う)として、Liquid Tension Experiment方式での曲作成を行った、とあります。このLiquid Tension Experiment方式ってのが異常で、「とりあえずベースとなる部分を作ってみたよ。じゃあここから付け加えてみようか。」って感じなんですが、この文章を補足してみると、「とりあえず(すでに出来上がっている)ベースとなる部分を(いとも簡単に)作ってみたよ。じゃあここから(録音しながら)付け加えてみようか。」となるわけです。普通出来ないだろこんなこと。で、ベースから付け加えて一つの曲を作るわけですが、各パートがマジで好き勝手にプレイしている。計算されているような曲でありながら、実は彼らにとっては特別計算したわけではない、本当に思いついたまま複雑な曲進行を作り出してしまう。経験がものを言わせるんだと思うけれども、こう思わさせてしまう彼らはやっぱ普通じゃないよなあ。

こういう背景をまず出だしで書いておいて、アルバム感想。この2枚組CD、過去のDream Theaterの作品で(在り来たりかつ安易すぎる手法である)例えをするならば一枚目が「Awake side」、2枚目が「Images and Words + Change of A Seasons side」で、トータル「Falling Into Infinity」の展開を持ってきたみたいな感じ。そう、同一CD名義であるにも関わらずここまで中身が違うとなると、やっぱDisc1とDisc2で意見が真っ二つになるのは無理ないよなあ。深くどっしりと構えて聴かなければ良さが伝わってこないDisc1、初聴きでイイ!(・∀・)のDisc2。ボク自身の感想として麻雀で表現するならば、「ギリギリまで粘ってのカンチャンツモ三暗新ドラ含めてドラ6で倍満」のDisc1、「リーチ即メンタンピンドラ2で跳満」のDisc2、だな。どうこう書いたって、ボクは超優良アルバムだと断言できるし、発売日を今か今かと待ちわびた結果がきちんと報われたなあ、と思う。
初っ端からお互いのテクを惜しげも無く披露しあう、彼らの曲の中でも高レベルで今後のテクニカルプレイの代表曲にもなりうる The Glass Prisonでは中盤から終盤にかけてのベースソロから始まる全パート超絶プレイで一気にトランスモードへ突入。イメージ的にはMetropolisに近い。またエフェクトを絶妙なバランスで使用した The Great Debate では前作「Scenes From A Memory」に味わったスリリングあるプレイを再び別の形として楽しむことができる。Disc2のタイトル曲 Six Degrees of Inner Turbulence では、ファンタジーチックなオープニングから攻撃的プレイ、はたまた感動バラードとこれだけで一枚のCDに出来んばかりのアレコレが詰まり詰まった超ごった煮トラック(笑) 恐らく起承転結をはっきりさせるような仕上げにしたはずなんだろうけど、聴いてみて「起承承転…結?」みたいに感じてしまうのがちと残念かな。

今は来日ライブを楽しみに待っていようと思う次第。ホントいいよ、今作も。

おまけ:Disc2 Six Degrees of Inner Turbulence における、歌詞を一切無視し曲調だけでイメージした各パートの詳細

1. Overture … タイトルオープニング
2. About To Crash … 「空のはるか上には、願いが叶うお城があるの。」「わたし、空だって飛んでいける!」
3. War Inside My Head … 「願いを叶えるのはこの私だ、ふはははは!」
4. The Test That Stumped Them all … 「敵が来た!逃げろ!」
5. Goodnight Kiss … 「疲れたでしょう?もうお休みなさい…永遠にね!(キャー)」
6. Solitary Shell … 「あ、あなたは…!(再会)」
7. About To Crash (REPRISE) … 「空のはるか上には、願いの叶うお城はなかった。でも、私は負けない!」
8. Losing Time / Grand Finale … エンディング

…DTもファンタジー路線へ転向ですか?

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このページは、が2002年2月 9日 04:00に書いたブログ記事です。

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