No Gravity / Kiko Loureiro


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No Gravity / Kiko Loureiro

その昔、ダービースタリオン PS, SS 版でブリーダーズカップ用に生産、育成した生産馬の中に「キコピッキン」(PS), 「キコタッピン」(SS) という2頭がいた。スピード能力は当然として、安定した走りを持つ者としてお気に入りの生産馬であった。その2頭のアルファベット表記名はそれぞれ Kiko Pickin', Kiko Tappin' であり、その命名の元ネタこそ今回紹介する ANGRA Gt. の Kiko Loureiro ソロアルバムの Kiko ギタープレイから来ているものである。

Kiko Loureiro のピッキングスタイルは右手の指をすべて伸ばした状態で親指先−人差し指付け根部分でピックの端を挟むように持った状態で行っているそうだ。速いピッキングもさることながら、しなやかな音を醸し出している。そして人差し指〜小指まで常に伸ばした状態であるが故、とてもスムーズかつ頻繁にタッピングへ移行する。このテクニックを非常に安定して、またいとも簡単にやってのけている Kiko に(上記のような馬の名前をつけるように)以前から一目置いていたのだが、本ソロアルバムを聴いて改めて特別視するとともにぶったまげた。凄い。凄すぎる。

難解テクニカルメロディで度肝を抜かれたと思いきやワールド・ミュージック顔負けの安堵感を産み起こし、はたまた「もういいじゃん、とりあえず海岸線ドライブいこーぜー」と思わずにはいられない爽快感を与える。ANGRA サウンドとして今も繰り出されているクラシカル、ヘビィメタル、そしてラテン/ブラジリアン・ミュージックを思わせる楽曲群に加え、ANGRA 結成前にジャズギタリストとして活動していたその影響を継承する非常にバラエティに飛んだトラックが立て続けにリスナーを襲う。一辺倒ではなくここまで色々な曲が生み出せるのだから、ANGRA として活動する上でも安泰だよねと思わずにはいられんです。

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このページは、が2005年3月13日 18:02に書いたブログ記事です。

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